横田和博税理士事務所 > 記事一覧 > 資金調達のメリットと注意点
資金調達を行いたいが、どの様なメリットが有るのかきちんと理解できていないという方もいらっしゃると思います。
また、運転資金が増えるに越したことはないが、それによって負債が増えるならば、デメリットではないかなどの疑問もあると思います。
そこで、本稿では資金調達のメリットについて解説いたします。
そもそも資金調達はどの様な目的で行うのでしょうか。
それは資金調達を通じて、企業経営における運転資金を増加させることにあります。
そして、その運転資金を活用して新規事業を開始したり、事業の基盤を強化することなどが目的にあります。
つまり、資金調達後の活用と資金調達によって生じるリスクを天秤にかけて、どちらを優先すべきかということから判断すると良いでしょう。
では、資金調達のメリットとは何でしょう。
それは、経営に活用できる運転資金が増加することです。
より具体的に言えば、資金面が原因で解決していなかった課題を解消できるようになります。
例えば、成長見込みのある新規事業への参入や工場の生産性向上など資金面が足かせとなっている課題を解決することができます。
また、複数ある資金調達の種類を適切に使い分けることによって、資金調達のメリットをより大きくできます。
例えば、資産を売却する方法ではリスクが少ない点、日本政策金融公庫の融資は低金利で融資を受けられる点などがあります。
このように自社の状況に応じて、適切な方法を選択することで資金調達のメリットを最大化することができます。
では、資金調達におけるデメリットや注意点とは何でしょうか。
それは資金調達には返済の義務や支出が増える可能性があるということです。
具体的に融資を受けた場合と株式を発行した場合で考えてみましょう。
前者であれば、融資であるため、当然返済の義務が生じます。
そして、利息の発生や返済が難しい場合は差し押さえが行われるなどのリスクが存在します。
後者であれば、株式を発行したため、株主に対して配当金を支払う必要があり、支出が増大します。
他にも資金調達には注意点も存在します。
資金調達は手法によりますが、必ずしも希望金額を好きなタイミングで調達できるわけではありません。
したがって、他の融資や経営状況などと照らし合わせながら、早め早めの行動が求められます。
このように資金調達はメリットだけではなく、デメリットや注意点も存在します。
こうした点についても十分に注意した上で資金調達を行いましょう。
横田和博税理士事務所では、資金調達に詳しい税理士が在籍しております。
自社に合わせた資金調達の方法を知りたい、資金調達を行うべきかなど資金調達について気になることや疑問点がある方はお気軽に一度ご相談ください。